花の選び方 |
まずは、主役となるお花の選び方です。
ここで、一番気をつけたいことは、“花の鮮度”です。せっかくお花を飾るのですから、すこしでも長く美しさを保ちたいですよね。
鮮度の良し悪しを見分けるには、花の開き具合を見てみましょう。
もっとも新しく、これから美しくなる花は、つぼみがほころびかけているものや、開きかけの花です。ただし、つぼみが固すぎるものは避けましょう。
また、花屋さんから買った花を持ち帰るときは、包む紙にも注意しましょう。透明な包み紙は、見た目はいいですが、花が痛みやすくなります。なるべく、透明なものや色が薄いものは避けた方がよいでしょう。
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基本の形 |
何事にも基本があるように、花の飾り方にも基本の形があります。この基本の形さえおさえれば、バランスのいい、美しい花ができます。
これは、生け花のどの流派にも共通している基本の形です。まず、一番メインとなる枝を三本(長い枝・中くらいの枝・短い枝)決め、逆三角推をつくります。その逆三角推の間に、にぎりこぶしが入るくらいの空間をつくります。これを基本の骨組とし、バランスを崩さないように枝や花を足していきます。
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花材と花器の調和(バランス) |
花器は、花材を支えるだけでなく、作品の仕上がりを左右する非常に大事な役目があります。ですから、花器を選ぶときは自分がつくりたいイメージに近いもを選ぶ必要があります。基本的な花器と花材の比率は「黄金比率(1;1.618)」です。つまり、花器の比率を1とすると主役となる花の長さを約1.5倍にしてあげることでバランスのとれた美しい仕上がりとなります。 |
花暦(はなごよみ) |
花言葉があるように、日本人は古くから生活に花を取り入れてきました。
季節のうつり変わりとともに、季節ごとに咲く花で暦(こよみ)を作り、情緒を感じてきました。花を飾るときには、季節の花も取り入れてあげると、いっそうセンス良く感じられます。
一般的な花暦(はなごよみ)をご紹介いたします。
花を飾るときの参考にしていただければうれしく思います♪
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1月
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梅・福寿草 |
2月
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椿・水仙 |
3月
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桃・菜の花 |
4月
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桜・チューリップ |
5月
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カーネーション・藤 |
6月
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あじさい・花しょうぶ |
7月
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くちなし・ゆり |
8月
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あさがお・さるすべり |
9月
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萩・彼岸花 |
10月
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コスモス・もくせい |
11月
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菊・さざんか |
12月
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びわ・つわぶき |
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